【書評】21世紀の資本

かばおです。

現状を改善できないか日々考えています。

株価が高騰していますね。年明けからロケットスタートして現在も上昇を続けています。このまま上がり続けてほしいな~と願う日々です。

しかしニュースを見ると「景気実感のない株価上昇」や「富裕層だけが恩恵を受けている」etc..マイナスな意見も多数聞こえてきます。

こういったニュースを見聞きし、富の格差について気になったので、ピケティの21世紀の資本を手にとってみましたが、挫折。

内容が濃くかばおが理解するには難しかったです。どうやらかばおと同じような人がたくさんいたようで、本書がブームになったころ、解説本や入門書が大量に出版されていました。なのでそちらを何冊か読むことにしました。

それらを読むとピケティが言いたかったことは、

・資本収益率はGDP成長率を常に上回る。

株や不動産などを持っているお金持ちは益々お金持ちになり、労働のみで所得を得ている人との格差は拡大するということです。資本主義経済においては、格差はいずれなくなるという考えを否定しています。これが証明できたのは西暦0年から2100年という膨大な時間軸をもとにデータ分析を行ったからです。

では格差をなくすためにはどうすればいいのかというと、

・格差を是正するためには富裕層への強力な累進課税が必須

税金をしっかり徴収し分配することが重要。実際に戦費調達のためにお金持ちへ課税が強化された時期は、格差が縮まったデータが示されています。ただ国別で行っていては税金の安いタックスヘイブンに資産を移されてしまうので、国際的な課税が必要とピケティは主張しています。

社会全体として向かうべき方針はわかりました。ではかばおのような一個人はどうすればいいのか?正直ここが一番知りたかったのですが、ピケティは答えを用意してくれませんでした。

そこでかばおなりに考えてみました。答えは、「資本を持とう!」です。持つものと持たざるものの格差が生じるなら、持つものになろうという単純な考えです。現在かばおはインデックス投資を行っています。(仮想通貨も持っていますが、現在暴落中笑)継続した投資を行っていけばいずれ「持つもの」になれるはずです。

格差を是正するための富の再分配が行えるのは政府です。お金持ちからの反発もあると思いますので、一筋縄でいかないでしょう。政府の答えを待つのではなく、自分から動いて、楽しい未来を築いていきたいと思います。

かばおが読んだ入門書等は以下のとおりです。気になった方は手に取ってみてはいかがでしょうか。

・図解ピケティ入門 髙橋 洋一

・ピケティが教えてくれた格差と貧困のカラクリ 藪下 史郎

・1分間ピケティ 西村 克己

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