かばおです。
現状を改善できないか日々考えています。
本記事では講談社出版、橋爪大三郎著、「正しい本の読み方」について記載しています。
【どんな本?】
本の読み方を教えてくれる実用書です。
本を読む意味、本の選び方、読むにあたっての心構えが記されています。
どんな本を選んだらいいか迷える人のために、必ず読むべき大著者100人リストなるものがついています。
【批判されていることは?】
本に記載されていることが正しい前提で読むことと、読んだ内容を覚えなければならないという考え方です。
本は著者の考え方であり、間違っていることもあるので、複数の本の矛盾に気付き、自分で判断する力が必要。現在の学校教育ではこの点がおろそかにされていると批判されています。
本を覚えるのではなく、本のことを覚えていれば、読み返せばいいので覚える必要はない。暗記するのではなく、本から得られたことで思考を行い、頭の栄養とするのが主目的だからです。借りた本の場合は以下の5項目をメモしておくことを推奨しています。
1 著者
2 書名
3 刊行年
4 出版社
5 蔵書番号
【本書のキモはなに?】
本で学ぶことで、世界の不完全性とその理由を理解することです。
社会の不都合を診断し、解決する力をつける。
実社会にどう生かせるかを考えながら本を読むことが最も重要な点だと考えました。
【どうやって有効だと検証した?】
本著者の体験談です。
【議論はある?】
読書カードを作らなくてもという点です。
かばおは読んだ本の内容や思ったことなどを記録に残します。それらを時間が経過した後読み返すと、新しい思想につながることがあるためです。
本を忘れるという点でも、読んだ直後に記録を残すことは、大きな意味があるのではと、思いました。
【次に読むべき本は?】
本の読み方に関する古典を読んでみたいと思います。
候補としては「本を読む本-読書家をめざす人へ-」と「読書について」です。
読んだ本を自分の血肉とすることに試行錯誤されている方は、本書を手にとってみてはいかがでしょうか。