かばおです。
現状を改善できないか日々考えています。
「個人の要望ではない、ニーズを満たすことが焦点になっています。それが好奇心や創造性を掻き立てるような、発展を引っ張っているのです。」
これまで距離の問題で十分な教育を受けられなかった子供や帰省時の混雑及び高騰する運賃により、時間を奪われていた人たちが、テクノロジーの発達による効率化及びインターネットによる距離の短縮により、大きな恩恵を受けつつあります。
その最たる国が中国。
このような恩恵はどこの国でもあると思いますが、圧倒的な人口を誇る中国では、その効果がより顕著に表れているようです。
人口がどれだけ強力な武器となっているかが、以下の動画からわかります。
「中国のインターネットの急速な成長とその向かう先 ゲーリー・リュー」
中国では欲望を満たすためにインターネットが活用されるのではなく、ニーズを満たすために活用されていると、彼は言います。特に中国僻地において、高等教育を受けられない子供に対して、オンライン教育の活用が語られます。
各国にオンライン教育はありますが、そういった国では、既存の教育システムが機能しているので、中国のようなニーズを満たすようにはならないそうです。
確かに日本でもオンライン教育はありますが、スクーリングとどちらが効率的なのか、考えてしまいますもんね。その点中国僻地では、選択肢がそれしかないことによって、ニーズを満たしつつ、よりよいものに昇華されていきそうです。
本動画を見ると中国の伸びしろを感じさせられます。中国におけるインターネット普及率は、56%であり、未接続の人がまだ6億人いるというのだから、驚きです。
中国では貧富の差が激しいとよく言われます。しかし、貧困層にいる人たちにインターネットがつながり、教育を与えることができたら、経済発展の大きなブーストになると思います。
欲望を満たすのではなく、必要なニーズを満たすための開発力には、現在の先進国にはないモチベーションでしょう。さらにそれを膨大な人口で試験できるという点でも、中国の強さがわかります。
成長は鈍化しつつあると言われていますが、中国政府がオンライン教育を着実に実施しているのであれば、深圳のような地区が各地で誕生し、ITバブルが再度訪れるのでは、と考えさせられる動画でした。
中国のもつ可能性に触れてみたい方は、視聴してみてはいかがでしょうか。