【書評】100歳までクルマを運転する

かばおです。

現状を改善できないか日々考えています。

本記事では「100歳までクルマを運転する」について記載しています。

【本書を読む目的】

高齢者による交通事故が後を絶ちません。何か大きな事故が起きると年齢が気になってしまいます。なぜ高齢者は車を運転し続けるのか。行政は自主返納を促す以外の対応をとっているのか。高齢者の運転意識を知りたく書籍を探していると、「100歳まで」という本書のタイトルに目を引かれ手に取ってみました。

【内容】

運転には認知、判断、操作の能力が必要。年齢を重ねるごとにこれらの能力は低下。そういった高齢ドライバーの数が1700万人になる時代が到来。行政は道交法を改正し、高齢者講習の内容を充実させることで、能力低下を本人に認識してもらうよう工夫をこらしている。そういった中で、免許の自主返納を行う人もいるが、生活の足として車が必須な方も。自動運転が実用化されるには時間がかかるため、運転を続けなければならない。そこで基本に立ち返った「かもしれない運転」、時間を気にして焦らないこと、時には車での移動をあきらめることも重要と、100歳まで運転するための心得を提案。

【考えたこと】

過疎化と農業の高齢化が高齢者ドライバーを抱えるひとつの原因と考えました。都市部であれば公共交通が発達していますし、仕事で使うとなればコミュニティバスやタクシーでの移動はいささか不便です。自動運転が完全普及するまではこれからも高齢者ドライバーは増えると思いますし、残念ながら事故も。

交通業界に大きな変換が起きるまでは、明確な解決がなされることはないでしょう。行政の取り組みにより、高齢者ドライバーの意識が少しずづでも変革していくことに期待したいと思います。

これは余談ですが、これまで高齢者の数が増えると思っていたのですが、増えるのは人口に占める割合で、数自体はいずれ頭打ちになるのですね。

シルバー産業が儲かるという話をよく聞きますが、これも頭打ちに。そうなると、日本でノウハウを蓄積して、次に高齢化社会を迎える国にノウハウを売ることになるのでしょうね。

【行動に移したこと】

自動運転の本を読んでみることにしました。人間が運転をする必要がなくなれば、交通事故は大幅に減少すると思います。すぐに実現することではないでしょうが、おそらくかばおが生きている間には、完全自動運転が実現するでしょう。

これからどんな車社会が予想されるか、勉強したいと思います。

 

高齢者ドライバーの現状を知りたい方は、本書を手に取ってみてはいかがでしょうか。

 

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