【書評】世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」

かばおです。

現状を改善できないか日々考えています。

本記事では、光文社出版、山口 周著、「世界のエリートはなぜ「美意識」鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」」を読んで得られたことを記載しています。

【これまので考えと異なる点】

経営における美意識の重要性を説いている点です。

美意識を欠くことにより、目標のみを掲げて、ビジョン=解決すべき問題を見失い、改竄等の不祥事に手を染めてしまう悪循環に陥ってしまいます。

本書でもいくつか事例紹介がされています。

現在の大多数の日本企業がこのような状態ですね。。。

 

【本書のポイント】

以下3点により、美意識を鍛える必要性を説いています。

・論理的、理性的な情報処理スキルの一般化に伴い差別化をつける必要あり

・自己実現的消費を満たすためには美意識の水準を高める必要あり

・技術進歩に法整備が追いつかないので、倫理的に真善美を判断する必要あり

 

【どうやって有効だと検証した?】

持続的な成長をしている企業の実例、「美を感じる役割」と予想されている前頭前野を損傷した人物が、適時適切な判断が下せなくなった事例の紹介等により、美意識が意思決定に重要であることが検証されています。

 

【考えたこと】

エリートは鑑賞、哲学、文学により、美意識を鍛えてるそうなので、かばおも早速取り入れたいと思います。

本書では西洋のからの学びが例として挙がっていたのですが、かばおは、日本から学んでみたいと思います。西洋文化を学んでいる人は日本ではもちろん、欧州、米国及びアジアにもたくさんいると思います。

しかし多数が学んでいることでは差別化を図れないと思いますので、日本の文化を学ぶことで、美意識を鍛えて、少しでも差別化が図れればと考えました。

(鑑賞は日本画、哲学は鴨長明や兼好法師etc、文学は源氏物語や古今和歌集etc)

西洋化するまで日本人の美意識が海外から高い評価を受けていたことは、本書でも紹介されていました。

日本の文化を学ぶことで、美意識を鍛えつつ、外国の方に日本を紹介する知識も得ることができるので、一石二鳥ではないかと考えます。

美意識を高めたい方は、本書を手に取ってみてはいかがでしょうか。

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